アフリカツインのニューモデル、アドベンチャースポーツと2018年型のノーマルモデルについても発表されたので現行型に乗っている人間が感じた事を書きます。
こんにちは、秀吉です。
アフリカツインのニューモデル、アドベンチャースポーツが発表されましたね。
Africa Twin “Adventure Sports” Editionです。
以前からコンセプトモデルはありましたが、ついに正式に発表となったようで、これがその姿。
ちなみにこれが僕の乗っている現行型。
色々と強化されたようです。このニューモデルのアドベンチャースポーツモデルに加えて、ベースとなるノーマルモデルのアフリカツインも色々強化されるようですが、そちらは動画を見た程度なのでまだよく分かりません。
とりあえず現時点の情報を見て現行型に乗っている人間から感じた事なんかを素直に書いてみたいと思います。
※海外サイトとかに出ている情報をここでまとめ直してもしょうがないし、主観的な意見も入れつつ随時更新しています。何か追加発表とかがあったり実車を見る機会があればまた更新します。あくまで個人のブログだと思って読んでもらえると嬉しいです。
- とりあえず強化・更新された点をいくつかピックアップ
- 新しいカラーリング。待望の黒も?
- アドベンチャースポーツモデルはタンク容量が24Lに
- メーターのデザインが変更し、視認性が向上。
- アドベンチャースポーツモデルはハイスクリーンを標準装備。追加スクリーンも?
- アドベンチャースポーツモデルではシート高900mm~920mmへアップ。
- アドベンチャースポーツモデルは大型スキッドプレートとクラッシュバーも標準装備
- クイックシフター(MT車オンリー)
- アドベンチャースポーツモデルはグリップヒーターやAC電源を標準装備
- HSTC(トラコン)がさらに細かく設定できるように。
- スロットルバイワイヤ(TBW)システムを搭載。
- ワイドステップ(ワイドフットペグ)
- アドベンチャースポーツモデルの値段はノーマルモデルより22万円くらい高い。
- なぜこれをやらなかった
- ソースはないけどこれ変わってない?って思ったもの
- 新モデルについての僕の個人的な感想
- 動画
- まとめ
とりあえず強化・更新された点をいくつかピックアップ
※ここでまとめているもので強化、更新された点が全てではありません。随時更新しようと思いますが、とりあえず僕が気になったものからピックアップして書いています。
新しいカラーリング。待望の黒も?
正直、今のアフリカツインのカラーリングで個人的に100点満点のものはないです。
でもこの新しいアドベンチャースポーツモデルのカラーリングはかなり好きです。
これはアドベンチャースポーツモデルオリジナルのカラーリングなのかな?むしろアドベンチャースポーツモデルはこのカラーリングだけなのかな?
同じトリコでもこの太いラインが入った感じのデザインの方が好みだし、青というか水色に近い色なのもいいなあ。ノーマルモデルでは出ないのかなあ。
カラーリングはこの旧型のデザインにかなり寄せてきましたね。新型はリアテール付近のサイドパニアステーが赤色になりましたが、この旧型のリアテールを見てみると・・しっかり再現しているようです。
あと、海外限定カラーだった黒が販売開始されるという話も?
そもそもこれってほんとに海外限定カラーなんだろうか。たしかに黒いアフリカツインの写真はよく見るんですけど、よく分からないんですよね。
で、今回発表されたというのがこの黒金のアフリカツインの写真。
Twitterや日本のまとめサイトでノーマルモデルのアフリカツインの新型って事でこの黒いアフリカツインの写真が載っていたのですが、英語のニュースサイトでは見つけられませんでした。ソースどこなんだろう。
サスの色が変わっているのでたしかにこれは2018年に発売予定のノーマルモデルのアフリカツインの写真なんだろうけど・・
そもそもアドベンチャースポーツモデルもアメリカでの発売時期しかまだ分かっていないし、この黒いアフリカツインが販売されるとしてもまた海外限定の可能性もあるのでは?というのが勝手な感想です。
黒いマシンは大好きです。黒以外のバイク買ったのも今のアフリカツインがはじめてです。でもこの黒いアフリカツインはどうもシルエットがボヤけて見えるのであまり好きではないかな・・これでモスグリーンとかタンカラーなら良かったのですが。
でもステッカーチューンのしがいがありそう!
アドベンチャースポーツモデルはタンク容量が24Lに
これは羨ましいですね。
以前からアフリカツインは車格の割にタンクが小さいと感じていました。とは言えアフリカツインは燃費がかなり良く、平均20km/Lくらいは叩き出してくれるのでそこまで航続距離に不満があるわけでもないのです。
でも24Lのタンク容量でアフリカツインの燃費なら安定して500kmは固いですね。僕の場合1日の走行距離の限界はだいたい500kmなので、1回のツーリングが安定して無給油でこなせそうなのは魅力的ではあります。
でもノーマルモデルのアフリカツインは引き続き18Lタンクみたいです。タンクのためだけに豪華装備版のアドベンチャースポーツモデルを買うかと言うとうーんって感じ。タンクだけ移植出来ないかな?
メーターのデザインが変更し、視認性が向上。
これはアドベンチャースポーツモデルだけではなくノーマルモデルもこのデザインに変わるようです。ガラっと雰囲気が変わりましたね。
デザインだけではなくスタンディングした時に見やすいように角度が調整されたようです。液晶メーターにはしなかったようですね。
僕は現行メーターでもスタンディングしていてメーターが見にくいと感じたことはないのですが、足つきに不安のないような高身長の人の方がアフリカツインオーナーには多いわけで、そういう人達だと頭の位置も高いのでメーターが見にくかったのかも知れません。
それから新メーターを見てみるとガソリンの残量表示がかなり細かくされるようになっているみたいですね。これは羨ましいかも。現行型のメーターだと結構めちゃくちゃというか・・
5段階表示なんですが、残りメモリが1なので給油したら10Lしか入らなかったこととかもあって。メモリが点滅し始めてからも余裕で60kmくらい走ってくれるんであまり心配はないのですがどうも大げさな残量表示のせいで心理的不安が大きい事があります。
ちなみにこれが現行型のメーター。個人的には現行型のデザインの方が好きかなあ。
後述しますがTBW搭載になったり、トラクションコントロールの設定も細かく出来るようになったので現行メーターのままでは色々と制限があったのかも知れません。
アドベンチャースポーツモデルはハイスクリーンを標準装備。追加スクリーンも?
アドベンチャースポーツモデルでは大型のハイスクリーンが標準装備になったようですね。車体とのバランスもいいので「これで大型?」って感じがすると思います。
そもそも標準スクリーンがやけに小さいのです。これがショートスクリーンって感じすらしてきます。
嬉しいと言えば嬉しいですが、正直アフリカツイン用のスクリーンってサードパーティー製がかなり充実しており、選ぶのも大変なくらい種類があります。
写真を見た感じ現行型とスクリーンのマウント方法は同じだし、せっかくハイスクリーンを標準装備しても変える人は変えてしまうんじゃないかなあと感じました。
特に高身長の人だと、風が当たらないようにするには結構大きいスクリーンが必要みたいですしね。
それよりも気になったのが、このアドベンチャースポーツモデルのアフリカツインのヘッドライトの上辺りのフロントカウルに固定されている追加スクリーンみたいなもの。
ネジ穴は最初からあるようですが、このネジ穴は現行型やノーマルモデルにはないので気になりますね。
アドベンチャースポーツモデルではシート高900mm~920mmへアップ。
アドベンチャースポーツモデルは標準のシート高が高めに設定されたようですね。スタイリングはこのシートの方がフラットでかなりかっこいいですね。とは言えこのシートだとシート高が900mmとか920mmもあります。さすがに足つきの問題で人を選びます。
アメリカではアドベンチャースポーツモデルは2018年夏頃に販売開始を予定しているようですが、日本でも発売されるならこのシートが標準装備のシートになるんでしょうか。
これ、多分海外向けに発売しているHONDAの純正ハイシートを標準装備にしているだけだと思うのです。日本で作っているのに日本で発売はしていないのですが、アメリカやヨーロッパ向けに純正のアフリカツイン用ハイシートが売っているんですよ。
シートのマウント方法が変わっているのかは分かりませんが、写真で外観を見た感じでは特に変化はなさそうですね。ローシートとかが装着できるならアドベンチャースポーツモデルでも乗れる人は多そう。
アドベンチャースポーツモデルは大型スキッドプレートとクラッシュバーも標準装備
現行アフリカツインにもスキッドプレート(アンダーガード)は標準装備ですが、アドベンチャースポーツモデルは大型のものに強化されており、これが標準装備のようです。
ちなみに現行モデルではこんな感じのスキッドプレートが。
見た所、大型スキッドプレートではこういうエンジンガードはつけられなさそう。
こういうパイプなら強度はありそうですが、スキッドプレートだと強度が不安ですね。
あとはクラッシュバーも純正品が標準装備になったようです。別に純正を信用していないわけではないのですがこれも強度が不安ですね。フラットな地面で立ちゴケしたくらいなら平気なのかな。
クイックシフター(MT車オンリー)
ソースは動画にしかなかったですが、公式の動画なので間違いはないはず。
クイックシフターがつけられるみたいですね。アクセサリーと書いてあるので標準装備ではないんでしょうが、これは現行モデルにもつくのだろうか。値段によっては買いですね。
アドベンチャースポーツモデルはグリップヒーターやAC電源を標準装備
アドベンチャーモデルはグリップヒーターが標準装備になったようですね!
ただ、僕はノーマルモデルにも標準装備なんじゃないかと予想しています。HONDA車だとVFRなんかには標準装備になりました。なので2018年モデルからはノーマルモデルのアフリカツインにもグリップヒーターくらいつくんじゃないかなあと思って。
あとは動画に出てくる2018年型のノーマルモデルのアフリカツインのグリップがヒートグリップだったのでそう予想しています。
それからAC電源が標準装備とのこと。これはアドベンチャースポーツモデルだけかなあ。
標準装備なのはわかったのですが、どういう風に供給するのかは不明です。シガーソケットなのかUSBの差込口か何かがついているのか・・
シガーソケットだと日本で一般的なシガーソケットと海外のそれはまた別物なので気になる所ですね。時代的にUSBが一番な気がします。世界共通だし。
HSTC(トラコン)がさらに細かく設定できるように。
HSTCとはHONDA SELECTABLE TORQUE CONTROLで、トラクションコントロールのこと・・らしいです。
これはモデルに関係なく細かく設定できるようになったようです。
というかなんかこれ前から疑問で・・”トルクコントロール”って言ってるけどトラクションコントロールの事のはずなのでなんか違和感があるんですよね。いわゆるトルコンってのはトルク”コンバーター”の事なのでまた別なのかな。難しい。
ってことで現行アフリカツインでは3段階で設定できるトラコンですが、これが7段階で設定できるようになる模様。
メーターの中央右側辺りのTという文字の横に6という数字が表示されていますが、これがトラコンですね。
古いメーターだと棒のパラメータみたいなものが表示されています。
7段階ってすごいけど、僕みたいな素人には3段階くらいじゃないと違いが分からないです笑
でもオフロード走る時なんかに切って遊んだりしてみると結構違いますので、オフ上級者だと細かい設定が出来て案外嬉しいのかも・・。
スロットルバイワイヤ(TBW)システムを搭載。
最近の大型バイクには増えてきましたが、アフリカツインもついにTBWを搭載するようですね。モードは3つあるようで、上記したHSTCと合わせて設定していくようです。
これは2018年モデルのノーマルのアフリカツインの動画のスクショなのでノーマルにも採用されるって事で間違いないのかな。羨ましい。
まあSSとかと比べるものではありませんが、アフリカツインも1000ccの大型バイクですのでそれなりにパワーはあるのです。TBWだと設定変えれば下道とかが運転しやすくて楽なんだろうなーと思うとやっぱり羨ましいですね。
しかしDCTに試乗した際、Sモード(超簡単に言うと高回転まで引っ張る速いモード)なんかはびっくりするような加速をしてくれました。DCTでTBWとかだともう人間のやることって頭からっぽにしてスロットル捻るだけですね。
それが面白いかどうかはともかく、僕はツーリングするには最強の組み合わせじゃないかと思います。全然疲れなさそうです。
ワイドステップ(ワイドフットペグ)
純正ステップがワイド化したようです。これも羨ましい。
現行のステップって結構小さいんですよね。ワイドに変えたいと思っているんですがどうしてもというわけでもないのでずっと純正のままです。ロングツーリングの時はステップのゴムを装着して走っています。
アドベンチャースポーツモデルの値段はノーマルモデルより22万円くらい高い。
ところで気になるアドベンチャースポーツモデルのお値段ですが、海外サイトのニュースによれば$2000(22万円)高いとのこと。
正直なんでこんな高いのかよく分からないです。
僕が見た限りではノーマルモデルのスペックも結構強化されてるので(TBWとか)そこまで大きな違いがないというか・・。
アドベンチャースポーツモデルのみの装備って、大型タンク、それから大型スキッドプレート、クラッシュバー、大型ウィンドスクリーン、ハイシートの標準装備くらいしか分からないんですよね。正直これだけで22万円も高いって事はないと思う。
まだ何かあるのか、僕がノーマルモデルにはないものをノーマルモデルにもあると勘違いしているのか?
なぜこれをやらなかった
新型になぜ搭載しなかったのかと思ったものがあったので書いておきます。
クルーズコントロールシステム
新型にはクルコンを期待してたのですが、残念ながら搭載していないようです。
これ、同じアフリカツインオーナーの方でも結構欲しがってる人多いし、GS乗りやタイガー乗りの方と話してて「あっ、クルコンないの?」みたいな話になることあるんですよね。
タイガーやGS、KTMのアドベンチャーにも上位モデルには搭載しているし、差別化のためにもアドベンチャースポーツモデルだけでいいからなぜつけなかったのかなあと疑問です。
これがアドベンチャーモデルについてたらもしかしたら乗り換える人もいたのではないでしょうか・・
全然知識はないけど、TBWならクルコンとかつけやすそうなんだけどなあ。
そうでもないのかな?
外国のサイトでもこんなコメントがついてましたよ。
・・大層に見出しを作りましたが、正直クルコンくらいしか「なんでやらなかったの!」ってモノはないです笑
ソースはないけどこれ変わってない?って思ったもの
ハンドルのポジション、高くなってない?
これを見てください。これが現行のアフリカツインを横から撮影したもの。
これがアドベンチャースポーツモデルのアフリカツインを横から撮影したもの。
ハンドル、高くなってない?
撮影の仕方かも知れませんが、それにしては目に見えて高くなってるような気がしています。
現行のアフリカツインだと、ローシートで着座位置が下がっていても少しハンドルが低いなと感じるのです。スタンディングとかすると低く感じて運転しにくいです。
新モデルについての僕の個人的な感想
アフリカツインはアドベンチャーバイクの中でもオフ性能のウエイトが高いバイクです。まずタイヤサイズがフルサイズだから履けるタイヤが多いし、アドベンチャーバイクでありビッグオフの延長でもあるって感じ。
今回のアップデートはそんなアフリカツインのツアラーとしての性能を高めたものになったなあという印象です。
ツアラーとしても使いたい・・というか主にはツアラーとしてアフリカツインを使っている僕ですが、個人的には「アドベンチャースポーツモデルに乗り換えたい!」と思わせてくれるほどの魅力はありませんでした。
ノーマルモデルも乗り換えるほどの魅力はないというのが感想です。羨ましい装備はあるけど!
ノーマルモデルもタンク容量が見直されてせめて20Lくらいになって、ハンドルの位置がもう少し高くなって、TBW搭載で、クルコンも搭載されて、ほんとにお気に入りのカラーリングモデルが出ることがあれば・・今のアフリカツインから乗り換える事があるかも知れないです。乗り換えるならDCTですね。
DCTでTBWでクルーズコントロールまでついてたらちょっともう・・すごいことですよね。人間の仕事ほとんどないですよ。そのうちアイサイトとかまで搭載したりして・・笑
こういうラリーマシンをフューチャーしたようなのもそのうち出るのかな。
動画
それぞれのモデルごとに動画も出ていたのでリンクを貼っておきます。
アドベンチャースポーツモデルの動画
ノーマルモデル(2018年モデル)の動画
まとめ
結構変更点も多いので全部に突っ込んでたら記事が完成しないので、とりあえず随時更新しつつ書いていくことにしました。
正式な発売もまだ先ですからね!
それではまた!
※最終更新日2017/11/07